金第1書記、3週間姿見せず 健康状態巡り臆測

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北朝鮮の金正恩第1書記=7月、同国国営メディア提供

北朝鮮の金正恩第1書記=7月、同国国営メディア提供

(CNN) 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)第1書記がここ3週間公の場に姿を見せていない。2011年に国のトップに就任して以来毎年出席していた最高人民会議も欠席する異例の事態を受け、同氏の健康状態を巡る臆測が飛び交っている。

金第1書記は25日、朝鮮労働党や軍の関係者が出席する最高人民会議を欠席。高麗大学の北朝鮮専門家、柳何烈(ユ・ホヨル)教授は「金第1書記は最高人民会議をこれまで1度も欠席したことがなかったので、当然出席すると思っていた」「金第1書記が健康上の問題を抱えているのではないかと推測している」と述べた。

一方、国営朝鮮中央テレビは25日、金第1書記に関し、「この国の社会主義の富と繁栄は、元帥の忍耐強い努力のおかげだ。元帥は不自由な体にもかかわらず、揺らめく炎のように国民が進むべき道を示し続けている」と述べ、健康状態にも言及した。

金第1書記はこれまでも、体重の増加が指摘されたり、7月には足を引きずりながら歩く姿が目撃されていた。

国営朝鮮中央通信(KCNA)は、定期的に金第1書記の活動や公式行事への出席を報じているが、金第1書記が公の場に姿を見せたとする報道の回数は、7月の24回から8月は16回に減少し、さらに9月はわずか1回だけだった。金第1書記が公の場に姿を見せたのは、9月4日に妻の李雪主(リソルジュ)氏とコンサートに出席したのが最後だった。

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