アルカイダ、パキスタン海軍艦艇の奪取図る 米軍へ攻撃狙い

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(CNN) イスラム過激派の情報収集に当たる米企業「SITE」などは20日までに、国際テロ組織アルカイダがパキスタンで今月初旬、同国海軍艦船の乗っ取りを図ったが、失敗したと報告した。

艦船を奪取した後、インド洋での米軍艦艇への攻撃を画策していたという。アルカイダの最高指導者アイマン・ザワヒリ容疑者は今月初旬、インド亜大陸に新たな「支部」設立を宣言。SITEによると、艦船乗っ取り未遂事件はこの宣言後、同地域での最初のテロ攻撃となっている。

インド亜大陸のアルカイダ支部は事件への関与を認め、ツイッター上に関連画像などを掲載した。艦艇を占拠して米軍艦隊へ向かおうとした際、パキスタン軍に阻止され、聖戦戦士がアラー(神)に命を捧げたと主張した。

支部の報道担当者と称する人物は、攻撃の動機についてアフガニスタンからシリアまでの地域で起きているイスラム教徒の流血への報復と説明。米国によるイスラム教徒に属する海峡や海洋支配を覆す攻撃とも述べた。

パキスタンのアシフ国防相は同国議会で今月10日、事件は南部カラチで6日に起きたと報告。海軍艦艇「PNSズルフィカル」が狙われたものの銃撃戦の末に阻止し、襲撃の3人を殺害、別の7人を逮捕したと述べた。海軍将校1人が死亡した。

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