北朝鮮で拘束の米国人、労働教化6年の刑

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拘束の米国人に労働教化6年の刑

(CNN) 北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)によると、同国の裁判所は14日、北朝鮮への観光旅行中に拘束された米国人マシュー・トッド・ミラー氏(24)に対し、労働教化6年の有罪判決を言い渡した。

KCNAによると、ミラー氏は4月10日に北朝鮮に入国した。この時に観光ビザを破り「亡命する」などと叫んだとして、「敵対行為」の罪に問われた。

北朝鮮当局は最近、拘束中のミラー氏ら3人の米国人について、CNNによる各5分間のインタビューを認めた。インタビューは当局の監視下で実施され、ミラー氏は「北朝鮮の法律を破ることを事前に計画していた。故意に罪を犯した」と話していたが、具体的な罪の内容には言及しなかった。これが同氏の自由意思による発言か、強制されたものかは明らかでない。

ミラー氏はインタビューで「私は非常に差し迫った状況にある。まもなく裁判にかけられ、そのまま刑務所へ送られるだろう。このインタビューは米政府に助けを求める最後のチャンスだ」とも話していた。

同氏は2008年、米カリフォルニア州ベーカーズフィールドの高校を卒業した。地元の友人らはCNNの取材に対し、「家族から報道陣には話をしないよう指示されている」として口を閉ざした。一部の元同級生は「普通の生徒に見えた」「おとなしかったのでほとんど印象に残っていない」などと話している。

同氏は北朝鮮専門の米旅行社「ウリツアー」を通じて北朝鮮を訪れていた。ウリツアーは、同氏がビザを破った理由について「一切関知していない」と述べている。

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