PKO要員にまた襲撃、負傷者なし ゴラン高原

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ゴラン高原でPKO要員に対する襲撃が発生した

ゴラン高原でPKO要員に対する襲撃が発生した

(CNN) 国連は30日、イスラエルの占領下にあるゴラン高原で同日、イスラエルとシリアの停戦監視に当たる国連平和維持活動(PKO)要員が武装勢力に襲撃されたと発表した。負傷者が出たとの情報はない。

武装勢力の組織的な背景は不明。ゴラン高原の同一地区では28日、PKO要員のフィジー軍兵士44人がシリアの武装集団に拘束される事件も起き、イスラエル軍当局者は過激派「ヌスラ戦線」の関与を指摘していた。

国連によると、30日の襲撃では国連兵力引き離し監視軍(UNDOF)の2カ所の陣地が標的となった。1カ所では発砲を受け、PKO要員のフィリピン軍兵士32人が安全な地帯へ移動したという。

別の陣地は迫撃砲や重機関銃による攻撃に監視軍が応戦し、武装勢力を撃退したという。ただ、武装勢力の攻撃は続いているとも述べた。この陣地に詰めるフィリピン軍兵士40人は無事だという。

28日の要員44人の拘束には、ゴラン高原のシリア側にある検問所の制圧をめぐるヌスラ戦線とシリア政府軍の戦闘が絡んでいた。ヌスラ戦線は30日、PKO要員45人の姿などの画像をインターネット上で流し、無事であることを伝えていた。

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