中国当局、新疆でテロ容疑者9人を射殺

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(CNN) 中国北西部の新疆ウイグル自治区のホータン地区で1日、警察当局がテロ容疑者9人を射殺し、1人を拘束した。中国国営新華社通信が警察の話として報じた。射殺された容疑者らの身元や容疑は明らかにされていない。

同自治区では、テュルク語を話し、イスラム教を信仰するウイグル族と、漢族との民族紛争が続いており、最近、暴力事件が頻発していることを受け、中国当局は同自治区の治安対策を強化してきた。

新華社によると、先月28日にも新疆ウイグル自治区南部でナイフやおのを持った集団が住民を襲い、数十人が死傷したという。警察は現場で容疑者数十人を射殺した。

また5月には自治区の中心都市ウルムチ市内の市場で自爆テロが発生し、39人が死亡。4月にもウルムチの駅で発生した自爆テロで3人が死亡している。中国政府は、最近、自治区で頻発する暴力事件は独立国家の建設を目指すウイグル分離独立派の仕業だと非難している。

ウイグル自治区では漢族の流入が続いており、ウイグル族の人口1000万人に対し、漢族の人口は800万人以上に達している。ウイグル族は失業率が高く、中国の治安部隊から差別や厳しい扱いを受けていると抗議している。

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