「水のATM」が登場、水不足解消の救世主となるか インド

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当初は反応が少なかったものの、今では1000軒あまりの家庭がサービスを利用している。サブダゲブラの住民は以前、どうやって水を手に入れるか一日中気にかけて過ごしていた。

それが水ATMの登場で24時間いつでもきれいな水を確保できるようなり、水の心配をすることなく暮らせるようになったという。

さらに、サルバジャルのプロジェクトを統括するアミット・ミシュラ氏によると、水を介した感染症が減少する効果もあったという。

ただ、きれいな水にお金を払うことで結果的に医療費を節約できるという発想は、いまだ人々に十分に浸透しているとは言えない。目下の最大の課題は、水が無料だという人々の意識を変えることであり、同氏はそのために地域住民との対話を続けている。

水への意識を変えるには時間がかかるだろう。それでも、このシンプルにしてハイテクな水ATMは、慢性化するインド水不足問題の解決策となる可能性を秘めている。

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