米軍事顧問の警護で武装無人機が出動、イラク首都上空で

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イラク国内では宗派間の対立などが原因で抗争が絶えない

イラク国内では宗派間の対立などが原因で抗争が絶えない

バグダッド(CNN) イスラム過激派の軍事攻勢が強まるイラク情勢で、米政府当局者は27日、首都バグダッドで活動する米軍顧問180人の安全警護を強化するため同市で武装無人機の警戒飛行を開始させたことを明らかにした。

イラクで警戒任務に当たる無人機は全て非武装とするこれまでの方針を修正したものとなっている。複数の武装無人機の出動は過去24時間内に始まったという。

ただ、過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」を標的にした無人機の攻撃は全てオバマ大統領の承認を必要とする方針に変更はないとしている。

オバマ政権はイラク情勢の新たな展開を受け、数百人規模の軍事顧問の派遣を決定。これら顧問は過激派の動向などの情報を収集し、イラク軍の作戦遂行に活用させる任務を担う。

一方、イラクのマリキ首相は28日までに、ロシアとベラルーシに打診していた戦闘機の調達が今後1週間内に実現するめどが付いたと述べた。英BBC放送との会見で明らかにした。ISIS拠点の空爆などに使うと語った。

同首相はまた、米国に要請していた戦闘機供与が実現していれば、ISISの軍事攻勢を阻止出来ていただろうと指摘し、現状をもたらしたのは米国の責任でもあると主張した。

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