米NSAによる首相の携帯盗聴疑惑、独検察が刑事捜査開始

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メルケル独首相(右)に対する盗聴疑惑について捜査が始まった

メルケル独首相(右)に対する盗聴疑惑について捜査が始まった

(CNN) 米情報機関「国家安全保障局」(NSA)が外交政策などに絡む情報収集活動でドイツのメルケル首相の携帯電話を盗聴していたとされる疑惑で、ドイツの連邦検察庁は4日、刑事捜査に着手したと発表した。

捜査は3日から開始した。

この問題では多数のメディアが昨年、NSAなどがメルケル首相ら多数の外国指導者の盗聴を行っていたと報道。テロ対策での米政府の限度を越えた活動との非難を米国民や外国政府から浴びていた。

メルケル首相は先月初旬、訪米し、オバマ大統領と携帯盗聴問題などで意見交換したが、共同記者会見では見解の対立が露わになっていた。メルケル氏は首脳会談後の経済関連会合で、技術的な能力や安全保障上の必要性、個人情報との間にはバランスある対応が必要と強調。目的は手段を正当化しないと主張していた。

一方、オバマ氏は共同会見で、米国は親密な同盟国を含めスパイ活動を全面的に認めないような合意を他国とは結んでいないと説明していた。

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