MERSウイルスの死者数、282人に「急増」 サウジ

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サウジアラビアでのMERSウイルスによる死者数は282人となった

サウジアラビアでのMERSウイルスによる死者数は282人となった

(CNN) サウジアラビア保健省は3日、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスによる2012年以来の死者が282人になったと発表した。これまでの統計では死者数は190人とされていた。

感染者は計688人(死者を含む)となり、うち353人は回復、53人がまだ治療中だという。同国の5週間ほど前の発表では、339人の感染が確認され、うち102人が死亡したとしていた。

これとは別に保健省は同日、同省次官の解任を発表した。理由については触れていない。

MERSについては世界保健機関(WHO)が先週、世界で636人の感染が確認され、うち193人が死亡したと発表していた。サウジアラビアが今回発表した数字がどう影響するかは不明。

MERSは発熱やせき、呼吸困難などの症状を伴う呼吸器系の疾患で、米疾病対策センター(CDC)によれば致死率は約30%に達する。有効なワクチンや治療法は確立されていない。

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