中国機の異常接近巡り非難の応酬 東シナ海上空

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尖閣諸島(中国名・釣魚島)。日中が領有権を主張している

尖閣諸島(中国名・釣魚島)。日中が領有権を主張している

香港(CNN) 東シナ海上空で24日に中国軍機が自衛隊機に異常接近した問題を巡り、日中双方が互いに相手を非難するなど緊張が高まっている。

緊急発進した中国の戦闘機は、自衛隊の2機にそれぞれ約50メートル、約30メートルの距離まで接近した。

現場は日本の防空識別圏(ADIZ)と、中国が昨年11月に設けた識別圏が重なる空域。日本や米国は中国の識別圏を認めていない。

日本側は、自衛隊機の活動は通常の警戒監視任務の一環だったと主張する。

小野寺五典防衛相は中国機の接近を「常軌を逸した近接行動」と非難した。乗員の報告によれば、中国機はミサイルを搭載していたという。

菅義偉官房長官は26日の記者会見で、異常接近は「決してあってはならない」行為だと述べた。日本側は中国側に外交ルートを通じて抗議した。

これに対して中国国防省は、ロシアとの合同軍事演習に先立ち、演習区域の飛行禁止を事前に通告していたと主張。日本に対して「一切の偵察、妨害活動」をやめるよう抗議し、「さもなければ日本がすべての責任を負うことになる」と警告した。

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