ウルムチ爆弾事件の容疑者を特定、宗教的な過激派 中国当局

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(CNN) 中国北西部、新疆ウイグル自治区の区都ウルムチの南駅で先月30日夜に起きた爆弾事件で、国営新華社通信は3日までに、当局は「宗教的な過激派」の容疑者2人を突き止めたと報じた。

2人とも事件を起こした際に死亡したとしている。1人は39歳の男で同自治区南部の出身者。2人の民族的な背景は不明だが、宗教的な過激派との表現はイスラム教徒が多いウイグル族を示唆しているともみられる。

事件では容疑者2人の他、通行人1人が死亡、負傷者は79人に上った。

新華社は警察当局の情報として、爆弾が爆発した後、同駅の出入り口の1カ所でナイフで武装した暴徒が群衆を襲ったと伝えた。爆発は同駅前の広場で起きたとされる。

事件は、習近平(シーチンピン)国家主席による4日間の同自治区視察が終了する段階で起きていた。主席は事件を受け、テロ攻撃に対する断固した措置を命じた。

同自治区ではウイグル族と移住などが進む漢族との間の民族抗争が近年激化。ウイグル族によるとされる抗議デモや攻撃事件などの多発が伝えられている。

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