米欧が追加制裁発表 ロシアは対抗措置を予告

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米政府が追加制裁を発表した

米政府が追加制裁を発表した

(CNN) 緊迫するウクライナ情勢を巡り、米政府は28日、欧州連合(EU)と連携してロシアに追加制裁を科すと発表した。ロシア側はこれを強く非難し、対抗措置を予告した。

米ホワイトハウスは声明で、ロシアが事態鎮静化へ向けた米、EUとのジュネーブ声明を守らず「ウクライナへの不法な介入と挑発行為」を続けていることに対抗して、追加制裁を発動したと発表した。

発表によると、米財務省はプーチン大統領の側近2人を含むロシア政府当局者7人に資産凍結や米国への渡航禁止を科し、プーチン大統領周辺の関連企業17社の資産も凍結。商務省はこのうち13社への輸出を制限する。商務、国務両省はさらに、ロシアの軍事力拡大につながるハイテク製品の輸出禁止措置を強化する。

ルー米財務長官は声明で「EUと連携した追加制裁により、ロシアの行動がロシア自体の経済に悪影響を及ぼすという構図をさらに強化することができる」と強調。同国の経済成長率の見通しはすでに大きく引き下げられ、資本の流出や信頼低下による金利上昇が目立っていると指摘した。

EUも同日、「ウクライナの領土と主権、独立を脅かす行為の責任者」とされる15人に資産凍結や渡航禁止の制裁を科すと発表した。29日に対象者のリストを公表し、同時に発動すると述べた。

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