オバマ大統領、韓国へ 同盟関係を強調

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日米首脳の共同記者会見

ソウル(CNN) アジア歴訪中のオバマ米大統領は25日、日本を発って次の訪問国の韓国に到着した。米国がアジア太平洋重視の姿勢を強める中で、各国との強固な同盟関係をアピールする。

韓国では南西部の珍島(チンド)付近で起きた旅客船の沈没事故でこれまでに180人の死亡が確認され、朴槿恵(パククネ)大統領は対応に追われている。オバマ大統領も政治や外交を離れて被害者や犠牲者の家族を気遣う意向で、先週には「心をいためている」と述べていた。

一方、北朝鮮は核実験場での活動を活発化する動きを見せており、核実験の準備を進めているとの観測もある。北朝鮮外務省はオバマ大統領の韓国訪問について、「対立をエスカレートさせ、この不安定な地域を核軍拡競争の暗雲で覆う反動的で危険な動き」と非難した。

これに対してオバマ大統領は24日、北朝鮮について「世界で最も孤立した国であり、世界のどの国よりも国際的な制裁と非難の的となっている。結果的に苦しんでいるのは国民だ」と指摘。米韓両国とも、北朝鮮に対して強固な同盟関係を見せつけたい考えだ。

大統領が国賓として日本を訪れ、宮中晩餐会などに出席したのも、両国間の関係をアピールする狙いがあった。

オバマ大統領は1週間の日程でアジア4カ国を歴訪中。26日にはマレーシア入りする。

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