イエメンの対テロ作戦、米国が深く関与 当局者

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イエメンの対テロ作戦、米国が関与

(CNN) イエメン政府が同国南部の山岳地帯などで実施した大規模なテロ掃討作戦に、米国がヘリコプターで兵員を輸送するなど深く関与していたことが分かった。米当局者が22日までに語った。

イエメン南部アビヤン州では20日、軍奇襲部隊などが国際テロ組織アルカイダ系武装勢力「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」の掃討作戦を実施した。同日を含む数日間の作戦で、テロ容疑者65人以上を殺害したとされる。同当局者によれば、暗視ゴーグルを着けた米国の要員がロシア製のヘリを操縦し、部隊を現場へ送り届けた。地上での交戦には参加しなかったという。

米要員が米軍特殊部隊員か中央情報局(CIA)職員か、あるいは民間契約企業のメンバーだったのかは明らかでない。米国はこのほかにも、CIAの無人機で武装勢力メンバーや武器庫、訓練キャンプなどを攻撃して作戦を支援したとみられる。

米国防総省のカービー報道官は22日、「イエメン政府と同国軍による対テロ作戦への協力を今後も続ける」と述べたが、今回の作戦への具体的な協力内容は明らかにしなかった。

イエメン政府高官がCNNに語ったところによると、AQAPで爆弾製造を担当する危険人物、イブラヒム・アシリ容疑者が20日の銃撃戦で死亡した可能性もあり、当局がDNA鑑定を実施している。結果は数日後に出るという。

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