西アフリカのエボラ出血熱、死者84人に WHO

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エボラ出血熱の拡大防止へ 国境なき医師団

(CNN) 世界保健機関(WHO)は3日、西アフリカでエボラ出血熱の感染者が131人に増え、84人が死亡したと発表した。ギニア南東部で発生した流行が急激に拡大していると指摘し、対策を強化している。

西アフリカでのエボラ出血熱流行は初めて。ギニアでは隣国シエラレオネやリベリアとの国境に近いゲケドクで多数の症例が確認されたほか、首都コナクリでも4人が死亡した。

リベリアでは1人の死亡が確認され、さらに6人のエボラ出血熱感染が疑われている。シエラレオネは少なくとも2人の死亡について関連を調べている。

ギニア北東部と国境を接するマリの政府も3日、エボラ出血熱感染が疑われる3人の試料を分析するため、米疾病対策センター(CDC)に送る手配を進めていることを明らかにした。この3人は隔離病棟に入院し、容体は改善に向かっているという。

WHOはギニアなどで患者と接触のあった人全員を把握して検査を受けさせるよう徹底させ、住民の啓発にも力を入れている。

エボラ出血熱は高熱や頭痛などの症状を引き起こし、感染すると90%の確率で死亡する。

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