廃品処理中に誤って「爆弾」解体、7人死亡 タイ

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(CNN) タイの首都バンコクのスクラップ置き場で2日、第2次世界大戦時の爆弾とみられる危険物を作業員が誤って解体して爆発、7人が死亡、19人が負傷する事故があった。

この爆発物はバンコクの建設工事現場で見付かってスクラップ置き場に持ち込まれ、作業員が発火装置を使い、細かく切断しようとしていた。地元警察の幹部はメディアに、作業員は不発処理が施されたと思い込んでいたと述べた。

地元の国営通信社MCOTはバンコク首都圏当局者の情報として、6人が即死、1人が病院へ搬送中に死亡したと伝えた。

スクラップ置き場はラプラオ地区にあり、爆発物の長さは約1メートル、重さは約225キロ。爆発で同施設の倉庫内に深さ約3メートルの穴が開き、隣接する他の施設などにも被害が出た。

この爆発物の製造国などは不明だが、米国と英国の爆撃機が1944年、タイが日本の同盟国だった関係からバンコクを空爆したことがある。

バンコク市内で第2次大戦時の爆発物騒動が起きたのは先月29日に続き2件目。前回は不発処理に成功していた。

アジアの諸都市で第2次大戦の爆弾が発見されるのも珍しいことではなく、香港の建設工事現場でも数週間前に除去されていた。

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