米、ロシアのウクライナ東部侵攻に重大懸念 兵力分析で

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オランダ・ハーグで開かれた核保安サミットに参加するオバマ大統領ら各国首脳

オランダ・ハーグで開かれた核保安サミットに参加するオバマ大統領ら各国首脳

米情報機関によると、ウクライナ国境に近いロシア西部のロストフ、クルスクやベルゴロード各市周辺に展開するロシア軍の規模は推定3万人。ロシアは軍事演習に必要な兵力としているが、演習には不相応な人員規模とも分析している。また、演習を終えた部隊などが所属基地に帰還する動きも見られないという。

これら兵力には迅速な移動が可能な多数の自動車化部隊、特殊部隊、空挺(くうてい)部隊や輸送機などが含まれる。ロシアの他地域では見られない各部門の兵力の集中となっている。

オバマ政権高官によると、ロシア軍が対ウクライナ国境地域で兵力を増強していることを示唆する米情報機関の分析もある。

一方、オバマ大統領は26日、ベルギー・ブリュッセルで欧州連合(EU)首脳との会談に臨み、ロシアに対しウクライナの緊張緩和へ向けた行動を起こすよう要求。ロシアがこれに応じなかった場合、同国はさらなる孤立と代償に直面すると警告した。

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