原発に活動家が侵入、56人逮捕 フランス

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パリ(CNN) フランス東部にあるフェッセンアイム原子力発電所の敷地内に18日早朝、環境保護団体グリーンピースの活動家数十人が押し入り、警察に逮捕された。

敷地内に押し入った活動家は、「ヨーロッパを危険にさらすのをやめろ」と書かれた横断幕を建物の屋上から掲げ、フランスのオランド大統領とドイツのメルケル首相に対して代替エネルギーの利用を訴えた。

グリーンピースはウェブサイトを通じ、「欧州全土から集まったさまざまな国の活動家が抗議し、フェッセンアイムを占拠した」と発表している。

原発を運営するEDFによると、この事件で56人が逮捕された。現場には警察が残って警戒を続けている。

地元当局は、建物内には侵入されなかったと説明し、「施設の安全性に影響はなく、通常通り稼働している」と強調した。

フェッセンアイム原発は1977年に運転を開始。現在同国で稼働している中では最も古く、反対派は安全性に問題があるとして即時廃止を訴えていた。オランド大統領は2016年末までに同原発を廃止すると表明している。

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