イラク閣僚の子息搭乗しない航空便の着陸拒否、バグダッド

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(CNN) レバノンの中東航空当局者は8日までに、ベイルートを6日に出発した同社便がイラクの首都バグダッドへの着陸を拒否され、ベイルートへ引き返す混乱があったと報告した。

拒否の理由については調査中としているが、地元メディアなどは同便に乗り遅れたイラク運輸相の息子が引き返しを強いたのが原因と報じた。イラク運輸省はこの報道を否定、着陸拒否は空港内の清掃が理由だったと反論した。

レバノンの国営通信によると、同便は離陸から20分後、バグダッドの中東航空支店を通じイラク当局がハディ・アミリ運輸相の子息を乗せていない場合、着陸を拒否すると通告してきたという。

別のメディアは、同航空担当者はベイルート空港で子息を探したものの見付からず、定時から6分遅れで離陸したと伝えた。通常の搭乗案内も流したという。

ソーシャルメディア上では、時間を守って搭乗口に現れるべきだなど子息を叱責する書き込みがあった。レバノンの国営通信は、イラクのマリキ首相は今回の混乱の調査を開始、責任者を処罰することを視野に入れていると伝えた。

アミリ運輸相は、政党「バドル党」の党首で、同党は以前、イラク・イスラム最高評議会の軍事部門の組織だった。

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