武装集団がクリミア議会占拠、ヤヌコビッチ氏はロシアに ウクライナ

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武装集団がクリミア議会占拠

キエフ(CNN) 親欧州派の暫定政権が発足したウクライナで27日、ロシア系住民が多数を占める南部のクリミア自治共和国の議会や行政府の建物が武装集団に占拠され、ロシア国旗が掲げられた。

同国では22日にヤヌコビッチ政権が崩壊し、親欧州派を中心とする暫定政権が27日に発足。クリミア自治共和国ではこれに対する反発が強まっていた。今後同国内で親欧州派と親ロシア派の対立が深まり、同共和国が独立を求める動きを強める恐れもある。

ロシア国営RIAノーボスチ通信の27日の報道によると、ヤヌコビッチ氏はロシアの通信社を通じて暫定政権を非難する声明を発表し、ウクライナ議会で進行している事態はすべて正当性を欠くと主張した。

同通信は政府関係者の話として、ヤヌコビッチ氏は現在ロシアにいて、身の安全保護を求めた同氏の要請をロシア当局が受け入れたと伝えた。ウクライナ当局は同氏を指名手配して行方を追っていた。同氏はロシア南部のロストフナドヌで28日に記者会見を予定しているという。

一方、クリミア自治共和国首相の報道官によると、同共和国では27日に親ロシア派の議員が賛成多数で不信任決議案を採択し、首相は議会の意向に従う姿勢だという。さらに、自治権拡大の是非を問う住民投票を5月25日に実施することも決議した。

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