ウクライナ大統領が「停戦」を宣言 国際社会は制裁の構え

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ウクライナ、抗議デモの現場

ウクライナ・キエフ(CNN) 反政府デモが激化しているウクライナのヤヌコビッチ大統領は19日深夜、一時的な「停戦」を宣言し、これ以上の流血を防ぎ、恒久的な和平を達成するための交渉に入ると発表した。この声明には同国の主要野党3党も合意している。

ただし、これまでにも交渉は行われており、4日前には断続的な交渉で合意が成立し、デモ隊が首都キエフの市庁舎から撤収して市内の封鎖も解除。しかし18日になって再び衝突が再燃した。

当局によると、キエフの独立広場周辺で起きた衝突による同日の死者は少なくとも26人に上り、デモ隊と警察の双方に犠牲者が出ているという。

キエフ中心部では19日深夜から20日未明にかけても停戦の気配は見られず、デモ隊の花火や治安部隊の衝撃弾と思われる爆発音が絶え間なく鳴り響いた。

デモ隊は警官隊への投石を続け、治安部隊は火炎瓶をデモ隊に向かって投げるなどして応酬している。

米国防当局者によると、ウクライナ軍は20日未明にかけて基地や武器庫の周辺で防戦態勢に入った。軍の施設の安全確保が目的のようだとしている。

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