南極海で立ち往生のロシア船と中国船が脱出

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中国の砕氷船=pric.gov.cnから

中国の砕氷船=pric.gov.cnから

(CNN) 南極海で氷に阻まれて立ち往生していたロシアの調査船が2週間ぶりに脱出し、北方に向けて航行を開始した。同船の船長が7日、ロシアのメディアに明らかにした。

中国国営新華社通信によると、ロシア船を救助しようとして動けなくなっていた中国の砕氷船「雪龍」も同日脱出した。

調査団や観光客を乗せて航行していたロシアの調査船「アカデミック・ショカリスキー」は、厚い氷に囲まれて12月24日に動けなくなった。乗客52人はヘリコプターでオーストラリアの砕氷船に搬送され、救出されていた。

船長は国営タス通信に「針路を変更して速度7ノットで北へ航行を続けている」と語った。

一方、新華社通信によると、ロシア船に乗客救助用のヘリを提供した雪龍は針路を変更せず、予定通りの航行を続けているという。

米沿岸警備隊は両船の救助のために、先の週末にかけて砕氷船を派遣していた。

ロシア船から救助されてオーストラリアの砕氷船に乗船している国際調査団は、短文投稿サイトのツイッターで「全員無事」と報告した。同船はオーストラリアの南極基地に向かっている。

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