米沿岸警備隊の砕氷船、南極海の中ロ船を救助へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

南極海で立ち往生

(CNN) 南極海で立ち往生しているロシア調査船と中国の砕氷船を救助するため、米沿岸警備隊が砕氷船を現場へ派遣することになった。

沿岸警備隊が4日に発表した声明によると、砕氷船「ポーラースター」はもともと、現在停泊中のシドニーから南極の米マクマード基地の物資補給に向かう予定だった。

南極大陸沖のコモンウェルス湾では昨年末、ロシアの調査船「アカデミック・ショカリスキー」が氷に囲まれて動けなくなり、救助活動に参加した中国の砕氷船「雪龍」も立ち往生している。事態を受けて、オーストラリアの海上保安当局が3日、米国の協力を正式に要請した。沿岸警備隊によると、ロシアと中国の両政府からも依頼があったという。

アカデミック・ショカリスキーと雪龍は自力での脱出を試みているが、沿岸警備隊は「自力では難しい」との懸念を指摘。5日から7日間の予定で、ポーラースターを現場海域に出動させると表明した。ポーラースターは救助活動の後、改めてマクマード基地へ向かうという。

「World」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]