シリア内戦、子どもの死者1万1000人超 英報告書

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シリアから隣国レバノンに逃れてきた子ども。内戦に巻き込まれて死亡する子どもも多い

シリアから隣国レバノンに逃れてきた子ども。内戦に巻き込まれて死亡する子どもも多い

(CNN) 過去3年近くに及ぶシリアの内戦で1万1000人を超える子どもたちが死亡したことが、25日までに英シンクタンクによる報告で分かった。

オックスフォード・リサーチ・グループは、シリア団体が2011年3月から13年8月までの死者を記録した名簿を調べ、「盗まれた未来」と題した報告書をまとめた。それによると、この期間に死亡した子どもは1万1420人で、さらに増える傾向にある。

爆発による死者が大半を占めたほか、多くの子どもが銃撃で死亡した。意図的な攻撃の標的となったのは10代の少年が多かった。地域別にみた子どもの死者数は北部アレッポ県が最も多く、2223人に上った。

報告書の執筆者の1人、ハナ・サラマ氏は「人数の多さだけでなく、どのようにして殺されたかという事実も衝撃的だ」と話す。意図的に子どもを狙ったとみられるケースは1000人を超え、乳児を含む112人が殺される前に拷問を受けていた。

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