フィリピン死者2300人超、救援物資届かず絶望感募る

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インフラの破壊や治安の悪化で被災地への救援物資が遅れている

インフラの破壊や治安の悪化で被災地への救援物資が遅れている

タクロバンでは国連世界食糧計画や米国際開発庁が食糧援助に乗り出している。

しかしフィリピン政府によると、食料を必要としている被災者は200万人を超す。国連のバレリー・エイモス人道問題担当事務次長は13日、「現地入りはしている。だがあまりに遅すぎる」と述べ、救援活動が追いつかない現状に危機感を募らせた。

タクロバンで被災した男性は、自宅を吹き飛ばされ、妻と2人の子どもを失った。遺体は自宅のあった場所で袋をかぶせただけの状態だ。「誰か遺体を回収して、どこへ行ったか分かるようにしてほしい」と男性は訴えた。

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