被災地の健康危機に懸念、飢えや感染症の恐れ フィリピン

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台風30号によって被害を受けた町並み

台風30号によって被害を受けた町並み

医薬品も不足し、稼動を続ける少数の病院は患者が殺到して受け入れを断らざるを得ない状況だ。一部の負傷者は空港まで移動し、そこで軍医の治療を受けている。

世界保健機関(WHO)はフィリピン保健当局と協力して感染症や食料不足、水質汚染の早期警戒、対応システムの強化を図っている。国連の世界食糧計画(WFP)は50万人分の栄養強化ビスケットを送り込んだ。

米国からは国際開発局(USAID)がいち早く現地に到着し、米海兵隊の協力で食料や水、衛生用品のセットを配布している。

フィリピン政府は、食料品などの価格統制を可能にする国家災害事態宣言を出した。

同国の人口は約800の島に分散していることからボートやヘリコプターでなければ到達できない被災地も多く、被害の全容判明までにはさらに時間がかかる見通しだ。

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