国王命令で入院の肥満男性、150キロ減量に成功 サウジ

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入院時にはフォークリフトを利用=サウジアラビア保健省提供

入院時にはフォークリフトを利用=サウジアラビア保健省提供

(CNN) 体重が増えすぎて自分では動けなくなり、サウジアラビア国王の指示で首都リヤドの病院に移送された男性が、3カ月で150キロの減量に成功した。国営サウジ通信が伝えた。

この男性、ハリド・モシン・シャエリさんは推定年齢10代後半。体重が610キロまで増えて動けなくなった。このためアブドラ国王がリヤドの病院で治療を受けさせるよう指示を出し、8月に南部のジャザンからリヤドに移送されていた。

病院は専門医など21人で構成する特別チームを編成し、栄養管理や外科治療などを行った結果、順調に体重が減少。主治医は「患者の治療に対する反応は良好で、特に精神面で改善を続けている」とコメントした。あと1回の外科治療を経て、うまくいけば普通の生活に戻れる見通しだという。

心肺機能の問題や糖尿病、両足が動かないなどの深刻な問題についても対処しているという。

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