船長と恋愛関係に、同乗女性認める 伊客船座礁事故

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伊客船座礁事故、船長の裁判進む

ローマ(CNN) イタリア中部沖のジリオ島付近で昨年1月に座礁した大型客船「コスタ・コンコルディア」の船長が過失致死罪などに問われている裁判で29日、検察側の証人として事故当時船長と一緒にいた女性や乗員らが証言し、船上の混乱を振り返った。

コスタ・コンコルディアは地中海クルーズの途中、予定の航路から外れたジリオ島近くの岩礁で座礁、転覆した。乗員、乗客約4200人のうち32人が死亡、行方不明となった。フランチェスコ・スケッティーノ船長が航路を勝手に変更し、さらに船内に乗客らを残して逃げ出したとしてイタリア検察に起訴された。

船長は自身に責任はなかったと主張している。

この日はまず、船が岩礁に衝突した時に船長と操舵(そうだ)室にいたバレエダンサーのモルドバ人女性、ドムニカ・チェモルタンさんが証言に立ち、船長と恋愛関係にあったことを認めた。また、事故後にメディアから注目されたことが原因で心理的トラブルを抱え、服薬を続けていると訴えた。チョモルタンさんは船長に対する民事訴訟の原告にも加わっている。

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