リビ被告、ニューヨークの法廷で無罪を主張

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アルカイダ幹部、身柄は米ニューヨークに

ニューヨーク(CNN) 米軍特殊部隊によるリビアでの対テロ作戦で拘束され、米ニューヨークへ身柄を移送されたアブ・アナス・リビ被告(49)が15日、ニューヨークの連邦裁判所に出廷し、罪状認否で無罪を主張した。

リビ被告はリビア出身で、国際テロ組織アルカイダの創立当初、最高指導者オサマ・ビンラディンの側近だったとされる人物。1998年にケニアとタンザニアの米大使館で起きた同時爆破テロの準備に関与し、サウジアラビアなどでアルカイダによる米軍部隊への攻撃に加担したとして、01年にニューヨークで起訴されていた。

法廷に現れたリビ被告は、黒の長袖シャツにグレーのスエットパンツ姿。髪は短く、口ひげに白髪が交じっていた。動作が遅く足元もふらついている様子で、実際の年齢より10~15歳上に見えた。

被告は通訳を通して簡単な質問に答えた。担当の国選弁護士は「被告は93年と94年にケニア大使館爆破の件でアルカイダのメンバーに会ったとされるが、実際に事件が起きたのは5年後。起訴状はその後のつながりに一切触れていない」と指摘した。

リビ被告の妻がCNNとのインタビューで語ったところによると、被告は重度のC型肝炎を患っている。米当局者は、同被告がニューヨークの医療機関で持病の治療を受け、症状は改善したと述べた。

次回の公判は22日午後に予定されている。

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