武装集団が商業施設を襲撃、死者39人 ケニア

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ショッピングモールに襲撃 ケニア

ナイロビ(CNN) ケニアの首都ナイロビ郊外のショッピングモールが21日昼ごろ、武装集団に襲撃された。ケニヤッタ大統領によると、同日深夜までに買い物客ら39人の死亡が確認された。武装集団は人質を取ってモール内に立てこもっている。

現場は4階建てのビル内にレストランや商店が並ぶ高級ショッピングモールで、富裕層や外国人の買い物客でにぎわっていた。犯行グループはモール内や駐車ビルで一斉に銃を乱射したとみられる。手投げ弾の爆発音が響いたとの情報もある。

ケニヤッタ大統領は、死者の中には自身の親族もいたと述べ、犯行を強く非難した。政府幹部によると、2~78歳の負傷者293人が近隣3カ所の病院で手当てを受けた。この中には米国人数人が含まれている模様。武装集団側の2人も射殺されたという。

隣国ソマリアを拠点とする国際テロ組織アルカイダ系の武装勢力「シャバブ」が犯行声明を出し、ケニア当局との交渉には応じないと宣言した。シャバブは犯行に先立ち、モールにいたイスラム教徒を全員避難させたと主張している。

モール内の状況について、警察は「犯行グループを隔離して一室に追い込んだ」と発表。一方でシャバブ側は犯行グループ側の優勢を主張するなど、情報が錯綜(さくそう)している。

ケニア緊急対策当局によると、22日午前1時30分ごろ、人質のうち5人が解放された。ただ現時点でも、多数の買い物客らが安否不明となっている。

犯行グループは内部のスクリーンでテレビニュースを見ているとされ、軍は地元メディアに生中継の報道を避けるよう指示した。

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