イラクのスンニ派モスクで爆発 30人死亡

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(CNN) イラク中部バクバ近くのスンニ派のモスク(イスラム礼拝所)で13日午後1時に爆弾が爆発し、礼拝者30人が死亡、52人が負傷した。現地警察と保健当局が明らかにした。警察当局によると、爆弾はモスク内の複数の空調ダクトに隠されていたという。

イラクではここ数カ月間、スンニ派とシーア派のモスクを狙った攻撃が相次いでおり、バクバの北約120キロにあるカラ・タパでは、スンニ派のモスクで爆弾が爆発し、1人が死亡、4人が負傷した。

またバグダッドの北約440キロに位置するモスルでも、別々に起きた3件の事件で、計5人が死亡している。

さらに11日にはバグダッド北部のカスラ地区にあるシーア派のモスクで自爆テロがあり、警察によると少なくとも30人が死亡、55人が負傷した。

イラクでは、シーア派が主導するマリキ政権に対して少数派のスンニ派の住民が反発を強めており、4月にイラクの治安部隊がスンニ派の反政府デモ隊の拠点を急襲して以来、シーア派とスンニ派の対立が激化している。国連によると、8月には戦闘やテロで800人以上が死亡、2030人が負傷したという。

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