バクダッドで爆弾事件続発 死者51人、負傷者160人

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イラクでは爆弾事件が続発しており、政治的、宗教的対立による緊張が高まっている

イラクでは爆弾事件が続発しており、政治的、宗教的対立による緊張が高まっている

バグダッド(CNN) イラク各地で27日、爆弾事件が相次ぎ、少なくとも51人が死亡、160人が負傷した。同国内務省の情報筋がCNNに語った。

首都バクダッドなどではこの数週間、政治的、宗教的対立による緊張が高まっている。

27日の攻撃のうち大半は、イスラム教スンニ派がシーア派主導のマリキ政権や同派住民を狙ったものとみられる。死傷者の多くが集中するバグダッドでは、シーア派地区を中心に11カ所で車爆弾が爆発した。一方で露店の並ぶ繁華街や、同市東部のスンニ派モスク(礼拝所)近くでも爆発が起きた。

西部アンバル州や北部ニネベ州でも爆発があったとされるが、詳細は発表されていない。

CNNの推計によると、イラクでは今月に入り、こうした暴力で300人以上の死者が出ている。同国治安部隊は先週からバクダッド市内の警備を強化し、検問所を増設するなどの対策を試みている。

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