グアテマラのジェノサイド裁判、禁錮80年の有罪判決を破棄

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グアテマラ(CNN) 中米グアテマラの独裁政権下で先住民の虐殺にかかわったとしてジェノサイド(集団虐殺)の罪に問われた元将軍エフライン・リオス・モント被告(86)の裁判で、同国の憲法裁判所は20日、同被告に対し80年の禁錮を言い渡した先の有罪判決を破棄し、裁判をやり直すよう命じた。

やり直しを命じられたのは同被告の裁判のうち、4月19日以降に行われた審理で、最終弁論と判決言い渡しが含まれる。

弁護側は、裁判の手順に問題があったとして裁判長の忌避などを申し立てていた。憲法裁判所はこの申し立てに関連して、弁護側の不服申し立てについて審査する間、審理は中止すべきだったと判断した。

リオス・モント被告は独裁政権を率いていた1982~83年に、先住民マヤ系のイシル族1700人以上の殺害にかかわったとして有罪判決を受け、禁錮80年を言い渡されていた。

国家元首が自国の司法制度の中でジェノサイドの罪で裁かれたのは初めてだった。

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