デモ隊と警官隊が衝突 トルコ南部の爆発現場近く

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(CNN) シリア国境に近いトルコ南部ハタイ県レイハンルで18日、1週間前に起きた爆発事件への政府の対応に抗議するデモがあり、暴徒化した参加者らが警官隊と衝突した。

デモには当初、数千人が参加し、エルドアン首相らの退陣を要求した。爆発事件の犠牲者の写真を掲げた遺族の姿もあった。このうち数百人が警官に石や瓶を投げ付け、警官隊が催涙ガスや放水銃などで応戦した。事件現場へ向かうデモ隊を警官隊が阻止し、衝突は約1時間後に収束した。

爆発は11日、同市の郵便局前など2カ所で発生し、約50人が死亡、100人が負傷した。住民らの間では、シリアからの難民を受け入れてきた政府の方針がこうした攻撃を招き、住民を危険にさらしているとの見方が広がっている。エルドアン首相が現地を見舞わずに予定通り訪米したことも批判を呼んでいるようだ。

ハタイ県知事は18日、事件の容疑者21人のうち17人を拘束したと発表し、容疑者は全員トルコ人だと述べた。ただギュレル内相らは、犯行グループとみられるテロ組織とシリア政権の情報機関とのつながりを指摘している。

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