バングラデシュのビル倒壊事故、死者1000人超す

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ダッカ近郊で24日に8階建てのビルが倒壊した

ダッカ近郊で24日に8階建てのビルが倒壊した

ダッカ(CNN) バングラデシュ当局は10日、首都ダッカ近郊サバールで先月下旬に起きたビル倒壊事故の死者が1000人を超えたと発表した。

同国史上最悪の産業災害となった事故の現場では、家族らが見守る中、遺体の収容作業が続いている。10日の時点で、1038人の死亡が確認された。

国営バングラデシュ通信(BSS)によると、事故の原因究明に当たっている政府の調査委員会は暫定的な結果報告として、縫製工場の自家発電機や機械の重さが崩壊の主な原因だったとの見方を示した。また、ビル建築に使われた建材が安全基準に適合していなかったことも判明したという。

ビル倒壊の責任の所在を巡る議論では、同国の衣料品を輸入する欧米企業がコスト削減を強制した結果、工場作業員は劣悪な環境での労働を強いられているとの批判も聞かれる。4日には同国政府と産業界、労働者らが、作業員の安全向上に向けた「行動計画」を示す共同声明を発表している。

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