ベネズエラ大統領選、マドゥロ氏が正式当選 「公正だった」と主張

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野党候補のエンリケ・カプリレス氏

野党候補のエンリケ・カプリレス氏

(CNN) 14日に投開票された南米ベネズエラの大統領選で、選挙管理委員会は15日、故チャベス大統領から後継指名を受けていた与党統一社会党のニコラス・マドゥロ暫定大統領(50)の当選を正式に発表した。

野党候補、エンリケ・カプリレス氏による再集計の要求は却下された形だ。マドゥロ氏は「国民全体による真に公正で合憲的な結果だ」と述べた。

選管が15日に発表した集計結果によるとマドゥロ氏の得票率は50.8%、カプリレス氏は49.0%。首都カラカスで同日開かれた式典で、この結果が承認された。

マドゥロ氏は同日、支持者らの前で、チャベス氏の娘婿のホルヘ・アレアサ氏が次期政権の副首相を務めると発表した。

一方、カプリレス氏は「当局は事実を隠したいのではないか」と改めて疑念を示し、15日夜から16日にかけて再集計を求める平和的デモを実施しようと呼び掛けた。これに対してマドゥロ陣営の責任者は、同氏が暴力をあおっていると非難した。

アルゼンチン、ボリビア、キューバの各大統領は15日、マドゥロ氏に当選を祝うメッセージを送った。一方で米ホワイトハウスのカーニー報道官は、結果が小差だったことを考慮して選挙結果の監査を実施するべきだと主張。また米州機構(OAS)のインスルサ事務総長は、同国内の政治的分断が懸念されるとして、再集計を支持する立場を表明した。

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