「爆発の時は迫っている」 北朝鮮が警告 核攻撃も示唆

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ロケット打ち上げのための管制室=2012年12月、KCNAから

ロケット打ち上げのための管制室=2012年12月、KCNAから

(CNN) 北朝鮮は4日、「より小型・軽量化した多様な」核戦力による攻撃を行うと示唆するとともに、「爆発の時は刻一刻と迫っている」と警告を発した。

朝鮮中央通信社(KCNA)は「爆発の時は刻一刻と迫っている。朝鮮で戦争が勃発するのか、また勃発が今日か明日かは誰にも分からない」とし、さらに「この重大な事態を招いた責任はすべて、略奪者の論理で朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)の主権の侵害と、その威厳ある社会システムの打倒を目論む米政権と米軍にある」と伝えた。

北朝鮮はこれまでに、韓国と共同運営する開城工業団地への韓国人従業員の立ち入り禁止を通告したほか、5年前に稼働を停止した原子炉を再稼働させる計画を発表している。一方、米国も海空軍基地があるグアムにTHAAD(落下段階高高度迎撃ミサイル)と呼ばれるシステムを配備すると明らかにした。

韓国統一省の4日の発表によると、北朝鮮は依然として開城工業団地への韓国人従業員の立ち入りを認めていないという。ただ団地内にいる約800人の韓国人従業員が韓国に戻ることは可能としている。

北朝鮮による挑発が続く中、大半の専門家は、北朝鮮がミサイルに核弾頭を搭載する技術を獲得するまで数年かかると指摘しており、米当局も朝鮮半島を分断する非武装地帯で今のところ異常な軍事行動は見られないとしている。

また多くのアナリストは、激しさを増す北朝鮮の挑発的発言は、同国の若き指導者である金正恩(キムジョンウン)第1書記の権力を強固にするのが狙いと見ている。

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