マダガスカルを覆うバッタの大群、人道危機悪化の恐れ 

2013.03.28 Thu posted at 15:15 JST

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(CNN) アフリカ南東部のインド洋に浮かぶ島国マダガスカルで、バッタの大群が発生し、農作物などが食い尽くされる被害が発生している。このままでは人道危機が悪化しかねないと関係者は危惧する。

バッタの大群は国土のほぼ半分を覆い、30~40分走っても大群から抜け出せないこともある。首都アンタナナリボにいる国連食糧農業機関(FAO)の職員は「バッタのほかは何も見えない。どっちを向いてもバッタだらけだ」と嘆く。

何十億というバッタは人間の食糧となる作物や、家畜などの餌となる牧草を食い尽くす。マダガスカルはただでさえ、国連推計で国民の3分の2が貧困状態にある。協力して効果的な対策を打たなければ危機的な状況に陥りかねないと専門家は危機感を強める。

このままでは国土の3分の2がバッタに覆われる勢いで、今後何年にもわたって被害をもたらしかねないという。

これほどの大発生は1950年代以来。当事を知る農家は、無駄だと悟って耕作をやめてしまうとFAO職員は話す。

バッタ災害で人道危機がさらに悪化するのを防ぐため、緊急に国際援助が必要だとFAO関係者は指摘する。長期的には1900万ドル(約18億円)をかけて早期警報システムを設置し、バッタが発生次第、対策を講じて大発生を食い止めたい考えだ。

今回の大発生に対しては、6月までに2200万ドル(約20億円)をかけて薬品の散布を計画している。


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