マリの武装勢力、フランス人の人質1人を殺害と発表

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(CNN) アフリカ西部のマリでフランス人7人が国際テロ組織アルカイダ系武装勢力「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織(AQIM)」の人質となっていた事件で、隣国モーリタニアのANI通信は19日夜、AQIM報道官の話として、人質の1人が殺害されたと伝えた。

ANI通信によると、報道官は「フランスのマリ軍事介入に対する報復として、今月10日に1人を殺害した」と述べた。残る6人はマリ国内で拘束されているとしたうえで、かれらの生存は「オランド仏大統領の責任だ」とも語った。

仏外務省はこれに先立ち、各地で人質となっているフランス人の解放に向けて全力を尽くしているとの声明を発表。この中でオランド大統領の発言として、身代金交渉には応じていないと言明していた。

マリでは昨年3月のクーデター後、イスラム武装勢力が北部を制圧。イスラム法による厳格な支配体制を敷き、国際社会から批判を浴びた。フランス軍は今年1月、武装勢力の南部への侵攻を阻止するため軍事介入に踏み切った。

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