米がヨルダンでシリア反体制派に軍事訓練、一部が戦線復帰か

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(CNN) 内戦が続くシリアの反体制派武装組織は16日までに、米国がヨルダン内のキャンプで実施した先端兵器の操作訓練を終えた反体制派戦闘員が初めてシリアに戻り、戦線に復帰したと述べた。武装組織の報道担当幹部がCNNに明らかにした。

シリアに14日に戻ったのは約300人で、ヨルダンで対戦車、対空や他の先端兵器の操作方法を教え込まれたとみられる。反体制派が対空兵器の操作を習得することは、シリア政府軍が優勢な空軍戦力を削ぐことに効果があるとみられる。

他の戦闘員もヨルダンで訓練を受けている最中だという。訓練を担当している米国関係者の身元は、慎重な扱いを要する問題として明かさなかった。

米ホワイトハウスのカーニー報道官は15日、この武装組織幹部の主張に関連し、米国はシリアの反体制派に殺傷能力など持つ物資支援は実施していないと指摘。その上で、住民への人道援助や反体制派への支援内容は常に検討していると述べた。

米国は、シリアの反体制派への直接的な武器支援については、内部に紛れ込むイスラム過激派の手に渡ることなどを懸念し控えている。

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