ナイジェリア武装勢力、人質の外国人7人を殺害

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(CNN) ナイジェリアのイスラム武装勢力「アンサル」が2月に誘拐した外国人らを殺害したとして遺体の写真を公開したことを受け、英国とイタリア、ギリシャの各政府は10日、死者の中に自国民が含まれていることを確認した。

ナイジェリア北東部で2月中旬にレバノン系建設会社の施設からレバノン人ら外国人作業員7人が誘拐された事件で、アンサルは「アフガニスタンやマリにおけるイスラムへの破戒、残虐行為」が理由だとする犯行声明を出していた。

アンサルは人質殺害について、ナイジェリア軍と英軍が人質解放のために合同作戦を企てたためだと主張している。

英国のヘイグ外相は声明で英国人1人の死亡を確認し、「冷酷な殺人だ」と強く非難。「悲劇的な結末に至ったのは完全にテロリスト側の責任だ」と述べた。ギリシャ当局によると、犯人から人質解放の条件などを示す連絡は一切なかったという。

7人が働く建設会社は、ナイジェリア北部で多数の道路建設プロジェクトに携わっている。米当局者らによると、アンサルは同国でテロを繰り返しているイスラム武装勢力「ボコ・ハラム」の分派とみられる。

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