北朝鮮のロケット発射準備が活発化、衛星画像で発射台に動き

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北朝鮮は4月に続き年内2度目のロケット発射を予告

北朝鮮は4月に続き年内2度目のロケット発射を予告

ワシントン(CNN) 北朝鮮が予告しているロケット発射の準備状況について、4日に撮影されたジオアイの衛星画像を見た専門家が、発射台で作業員の動きが活発化していると分析した。3日前にデジタルグローブが撮影した画像には、発射台での動きは明確ではなかった。

画像を分析した専門家のアリソン・プッチオーニ氏は、現状について「発射がすぐにも差し迫っているとは思えないが、発射準備の終わりの始まりといえる状況だ」「これ以前は、ロケット発射台周辺で大きな動きは見られなかったが、今はロケット発射塔での作業が増えるなど、重大な進展がある」と指摘する。

ただ、今年4月と2009年の発射時には、10日前の画像に大量の車両や機材が映っていたが、今回はまだ、発射台の周辺にそうした車両などが映っていないという。ロケットはまだ発射場付近の組立工場にあるとみられ、発射は最長で3週間先になるかもしれないとプッチオーニ氏は予想する。

その場合、北朝鮮の予告期間を外れるが、北朝鮮が準備作業を加速させ、発射が早まる可能性もあるという。

北朝鮮は科学と研究の目的で12月10~22日の間にロケットを発射すると予告。これに対して米国は、発射には弾道ミサイル実験と同じ技術が使われるという理由から、実験を非難してきた。北朝鮮が発射を強行すれば、国連安全保障理事会が採択した2つの決議にも違反する。

米国のデイビース北朝鮮問題担当特別代表は4日にワシントンで日韓の担当者と会い、北朝鮮への対応を協議した。

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