NATO、トルコへのミサイル配備を正式決定へ シリア国境地帯

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NATO事務総長、ミサイル配備について語る

(CNN) トルコがシリアとの国境に北大西洋条約機構(NATO)の地対空誘導弾、パトリオットの配備を要請していることを受け、NATOは4日、ブリュッセルでの外相会議で正式に配備を決定する見通しだ。ラスムセン事務総長が3日、CNNとのインタビューで語った。

ラスムセン氏によれば、パトリオットの配備は数週間で完了する。トルコ南東部のシリア国境に3カ所の候補地を設定している。米国、ドイツ、オランダの保有するパトリオットが配備されるという。

同氏はインタビューで、パトリオットはシリアからトルコへの越境攻撃の抑止に貢献するだろうと述べた。同時に、シリアが大量の化学兵器を保有していることに「重大な懸念」を示した。シリア側は声明で、化学兵器を使うつもりはないと述べている。

同氏は一方で、シリアに対して飛行禁止空域を設けたり、軍事介入したりするのが目的ではなく、同国の紛争には政治的解決の道を見つけるべきだと強調した。シリア側はパトリオット配備の計画に対し、「挑発的だ」と反発している。

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