コンゴ東部で戦闘続く ウガンダで首脳会議開催へ

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(CNN) アフリカ中部のコンゴ(旧ザイール)では22日、東部の要衝の地サケを制圧しようとする反政府武装勢力「M23」と政府軍の戦闘が続いた。M23は東部の主要都市ゴマを20日に制圧している。

M23の政治指導者ジャンマリー・ルニガ・ルゲレロ氏は同日、ウガンダのムセベニ大統領の求めに応じて同国の首都カンパラを訪れた。M23の関係者によれば、ムセベニ大統領はコンゴ危機に終止符を打つことを目指した周辺諸国の首脳会議を24日に開催する意向だという。

コンゴのカビラ大統領とルワンダのカガメ大統領も、カンパラで24日に始まる大湖地域国際会議(ICGLR)出席のため同地を訪れている。

英国のシモンズ・アフリカ担当外務副大臣は22日、ルワンダの首都キガリに到着し、声明を発表。「コンゴの正統な政府を追放しようとする試みなどあってはならない」と述べるとともにコンゴ政府に対しては「紛争の原因に対処する」ことを求めた。

国際援助団体のオックスファムは22日、ゴマ制圧により「人道的危機が新たな段階に達する差し迫った恐れがある」と指摘。推定で12万人が緊急援助を必要としており、人道援助も受けられないまま戸外や学校などの施設で寝泊まりしている人も多いという。

サケで取材をしている記者は、家財道具を持ってゴマへ脱出する人々で道はあふれていると伝えた。現地でも情報は錯綜しており、戦いの当事者が何者で、現在サケがどの勢力下にあるのかも分からない状態だという。

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