ごみ箱の中で少年5人が死亡、CO中毒か 中国

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香港(CNN) 新華社通信によると、中国南西部の貴州省畢節市で先週、9~13歳の少年5人がごみ箱の中で死んでいるのが見つかった。炭で暖を取ろうとして一酸化炭素中毒を起こしたとみられる。5人は貧しい家庭に育ったいとこ同士で、出稼ぎで親が不在になるなどし、路上生活を送っていた。

5人の遺体は16日、ごみ収集の作業員が発見した。前夜は雨が降り、気温が6度まで下がっていた。

少年らの死の責任を問われて、地元の学校2校の校長と教育・民生当局の責任者4人が解雇され、同じ部署の副責任者2人が停職処分を受けている。

地元メディアによると、少年らの父親3人は兄弟で、このうち2人は香港に隣接する深セン経済特区でごみ収集の仕事に就いている。地元に残ったもう1人の父親によると、少年らは学校へ行こうとせずに外泊を繰り返し、約3週間前から行方不明になっていたという。

中国語の簡易投稿サイト「微博」には、「中国は中進国となったはずなのに、自国の子どもたちを守ることもできないなんて」「少年たちよ安らかに。中国には生まれ変わらないで」といった声が寄せられている。

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