イスラエルとハマスの交戦続く 双方で死傷者800人

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待機するイスラエル兵

待機するイスラエル兵

(CNN) イスラエルと、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとの交戦は18日も収束する気配はなく死傷者が増え続け、双方の死傷者が800人に達する事態となっている。

ハマスの放送局アクサの報道などによると、この日イスラエルの空爆を受けたガザの民家では、子ども数人を含む一家10人が死亡した。イスラエル側はこの空爆について、ハマス幹部の自宅を標的にしたと述べる一方、この幹部が死亡したかどうかは分からないとしている。

パレスチナとハマスの報道機関が入居する建物も空爆され、パレスチナ人記者6人が負傷した。

イスラエル国防軍(IDF)によれば、ガザからは同日、ロケット弾140発あまりが撃ち込まれ、ロケット弾迎撃システムで少なくとも41発を撃破した。数発は市街地に着弾し、数人の負傷者が出ているという。

イスラエルの空爆は14日に始まり、ガザの当局者によれば、18日までに子ども20人と女性8人を含む69人が死亡、660人以上が負傷した。一方、イスラエル国防軍は、過去5日間でガザからロケット弾約1000発が発射され、少なくとも3人が死亡、兵士を含む68人が負傷したとしている。

イスラエル政府は予備役7万5000人を招集し、パレスチナとの境界付近に3万人の部隊を集結させている。ネタニヤフ首相は閣議前の記者会見で、「ハマスなどのテロ組織に高い代償を払わせる。作戦を大幅に拡大する用意がある」と強調した。

エジプトとガザの境界では、パレスチナを支持するエジプト人500あまりが連帯を示す目的で、エジプトからガザへ越境した。

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