タリバーン批判で銃撃されたパキスタン少女、立ち上がれるまでに回復

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タリバーンに銃撃されたマララ・ユスフザイさん 写真提供:QEHB CHARITY

タリバーンに銃撃されたマララ・ユスフザイさん 写真提供:QEHB CHARITY

ロンドン(CNN) パキスタンでイスラム武装勢力タリバーンに頭部を撃たれ、重体となっていたパキスタン人の少女マララ・ユスフザイさん(15)が、入院先の英バーミンガム・クイーン・エリザベス病院で、銃撃後初めて、看護婦の助けを借りて立ち上がった。同病院のデイブ・ロッサー院長が明らかにした。

院長によると、マララさんは、気道を確保するための気管切開チューブを挿入されているため、話すことはできないが、明解な文章を書いているという。院長は「チューブはもう2、3日で外せる。そうすればまた話せるようになるだろう」と話している。

クイーン・エリザベス病院は、マララさんが14日に入院して以来、初めてマララさんの写真を公開した。写真を見ると、マララさんの顔は青白く、いくつか傷も見られるが、意識ははっきりしている。

ロッサー院長は「(頭部に受けた銃弾で)たしかに脳に物理的損傷はある」としているが、知能障害は見られず、看護婦の助けは必要だが、立ち上がる運動制御能力もありそうだ。

院長によると「いずれ軽微な知的障害や記憶障害を引き起こす可能性はあるが、現時点では何とも言えない」という。

また、銃弾がマララさんの体を貫通した際の経路に関係していると見られる感染症の兆候が見られ、医師らは慎重に見守っている。

マララさんはこのまま数週間休養し、回復を待ってから専門家のチームが頭がい骨の再建手術を検討するとしている。

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