世界一暑い場所は米デスバレー、1913年に56.7度を観測

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「死の谷」の意味を持つ米カリフォルニア州のデスバレー (C) NATIONAL PARK SERVICE

「死の谷」の意味を持つ米カリフォルニア州のデスバレー (C) NATIONAL PARK SERVICE

(CNN) 国連の世界気象機関(WMO)は、米カリフォルニア州のデスバレー(「死の谷」の意味)で1913年7月10日に記録したセ氏56.7度を、地球上で観測された史上最高気温だったと認定した。

これまでの史上最高は、リビアのエルアジジアで1922年9月13日に観測されたセ氏58度とされていた。しかしWMOの国際専門家パネルで検証した結果、この記録は観測機材や方法、場所などに問題があったとの結論に達し、史上最高の認定を取り消した。実際の気温はこれより約7度低かった可能性が大きいとしている。

WMOによると、「世界一暑い場所」の認定は、気象学者にとって、世界最高峰のエベレストと同じくらい重要な意味を持つという。米国立公園局のウェブサイトはデスバレーについて「北米で最も気温が高く、乾燥し、低い場所にあることで知られる」と紹介している。

1913年のデスバレーは異常気象に見舞われ、7月は5日連続でセ氏約54度を超える猛暑が続く一方、同年1月8日には同地の観測史上最低となるマイナス10度を記録していた。

デスバレーの気温は1960年、98年、2005年、07年にも54度に達している。

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