米領事館の車に自爆攻撃、死傷者の情報も パキスタン北西部

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イスラマバード(CNN) パキスタン北西部ペシャワルで3日、米国領事館の車に爆発物を積んだ車が激突した。自爆テロとみられるが、死傷者数の情報は交錯している。

米国務省のヌーランド報道官は、領事館職員のうち米国人2人とパキスタン人2人が負傷したが、職員に死者はいないと述べた。これに先立ち、地元当局高官は米国人2人が死亡したとの見方を示していた。

一方、パキスタンの警察と保健当局は、パキスタン人2人が死亡、25人が負傷したとしている。地元警察幹部は、標的となった車を領事館の警護要員が取り囲み、中に乗っていた人々を搬送したため、死傷者は把握できていないと述べた。

クリントン米国務長官は、米国人とパキスタン人の乗った車が自爆犯に狙われたとして攻撃を非難。同時に、一部負傷者を首都イスラマバードの病院へ空輸したパキスタン当局の対応を称賛した。

ペシャワルはカイバル・パクトゥンクワ州(旧・北西辺境州)の州都。同州ではイスラム過激派の活動が目立ち、パキスタン治安部隊との衝突を繰り返している。同市では昨年5月にも、米領事館の車列が遠隔操作の車爆弾による攻撃を受け、1人が死亡、11人が負傷した。アフガニスタンの反政府勢力タリバーンが犯行声明を出した。

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