シリアで330人死亡、1日の犠牲者数では最悪 反体制派

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破壊されたアレッポの建物

破壊されたアレッポの建物

(CNN) シリアの反体制派「地域調整委員会」は25日、武装衝突などによる死者が同日、全土で少なくとも330人に達したと報告した。シリアで反政府デモが本格化しアサド政権による厳しい弾圧が始まった昨年3月以降、1日で発生した死者数としては最悪の水準となった。

また、8月だけでもこれまで3700人以上が死亡しており、月間の死者数としても最多となった。犠牲者の大多数は一般住民としている。

1日での死者数の最多はこれまで今年7月12日に発生した少なくとも287人とされていた。北西部ハマ県の220人などが含まれていた。

シリアは外国メディアの現地取材を厳しく規制しており、地域調整委が報告した死者数の検証は困難となっている。

地域調整委は、首都ダマスカス内外では25日、200人以上が死亡したと報告した。これら犠牲者が殺害された日時は明らかでない。

アサド政権による反体制派弾圧は、戦闘機による無差別空爆やロケット弾攻撃が住民の住宅地で発生するほど激しくなっている。地域調整委によると、北西部イドリブ県では10発以上のミサイル攻撃があり、航空機による機銃掃射も起きた。北部アレッポでは25日、戦闘機による集中的な空爆が起きた。

シリアの国営メディアはアレッポ市周辺での戦闘について、テロリスト掃討の作戦が続いており、軍は機関銃を搭載した車両7台を破壊、テロリストを殺害し武器を押収したと伝えた。

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